<< 2009年05月
123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

星空写真の構図合わせ

2009/05/02 22:03

 

ピント合わせが上手くいけば、あとはシャッターを切って撮影を行うだけです。
もちろんデジタルカメラは、三脚に載せてしっかりと固定しておきましょう。

 

風景写真を撮るときには、構図のバランスに気をつけます。
星空の写真もこの点は同様で、構図が作品の善し悪しを決めると言えます。
シャッターを切る前に、しっかりとイメージを持って撮影に挑むことが肝要です。

 

星空写真の構図を合わせるときのコツは、画面に占める星空の割合をどの程度にするかということです。
夜空で輝く星空の形を大きく表現したいときは、画面の9割以上が星でよいでしょう。
逆に地上の夜景と一緒に撮影したいときには、地上風景に画面の4割ぐらいまで割いてもよいかもしれません。

撮影場所から広がる風景と、作者のイメージで変えていきます。

 

星空は方向によって星の写り方が変わります。
どいうことかといえば、北天を撮れば星は円を描くように写ります。
逆に南天を撮れば、星は横線のように写ります。
東か西なら斜め線に写ります。
これは星が北極星を中心に日周運動をしているためです。
長時間露光する場合には、この星の流れ方を考えておくとよいでしょう。

 

初めのうちは、東か西空が撮りやすいです。
スーッと伸びる星の線が美しく、縦構図で撮影すると画面に動きを与えてくれます。
明るい星が画面に入るときに撮影すると、その星の輝線で写真にコントラストが生まれます。

星空写真の構図を合わせるときには、今ファインダーに見えている風景だけでなく、星の動きや並びまで
考えておくとうまくいきます。
 

手元に星座早見盤を一つ忍ばせておくとよいでしょう。

カテゴリ: コラむ    フォルダ: 指定なし

コメント(0)  |  トラックバック(0)

星のピント合わせは難しい

2009/04/21 18:20

 

デジカメや三脚などの機材の準備が整ったら、あとは風景写真と同じように撮るだけなのですが、一つ厄介なことがあります。
星空は暗いため、デジカメのAF機能が働かないことです。

AFに慣れた現代では結構面倒ですね。


星の撮影では、基本的にマニュアルでピントを合わせる必要があります。
星は点光源ですから、ピントがずれていると星がポテッと写ってしまって、ピンぼけ写真であることがすぐにわかります。
しっかりとしたピント合わせは、星空撮影の基本とも言えます。

 

さて、そのマニュアルでのピントの合わせ方ですが、デジタルカメラのファインダー越しではピントの山が掴みづらく、ジャスピンはなかなか得られません。
それにファインダー越しになると、よっぽど明るい星しか見えませんので、マグニファイアーなどの拡大鏡を使ったピント合わせも現実的ではありません。
 

下の画像の左側は、デジカメのファインダーを使って合わせたものです。
ファインダーで見ている限りはフォーカスは来ているようでしたが、右側の画像と比べるとピンぼけ写真であることがすぐにわかります。

 


一番確実なマニュアルフォーカスの方法は、デジタルカメラの液晶モニターを使う方法です。
実際に星を撮影してみて、デジカメの液晶モニターでピントが合っているかどうかを確認するのです。

具体的には以下のような方法でピントを合わせるとよいでしょう。

 

①まずは視野中心に明るめの星を導入します。
②デジカメのファインダーである程度までピントを合わせます。もちろんおおよそでかまいません。
③デジカメの感度をめいっぱいまで上げる(短い時間で星が写るようにするため)。
④レンズの絞りを開放にして、数秒露出で星を写す。
⑤写したらその星を液晶モニターで確認する。
⑥液晶モニターの表示倍率を上げて星の写りを確認する。
⑦ピントリングを少しだけ回して①から⑥を行う。
星の写り具合を確認して、ピントリングを少しずつ回しながらピントを追い込んでいくわけです。

 

文字で書くと非常に煩雑ですが、この方法使えば数分で確実にピントを合わせられます。
 

ただ古いデジタル一眼レフカメラですと、液晶モニターの表示倍率が低かったり、モニターの解像度が低い場合があります。
その場合には精度が落ちますので注意しましょう。
もし、モバイルノートPCなどを撮影場所に持ち込めるのでしたら、デジカメとPCを繋いでピントを合わせるとより確実です。

 

また、ライブビュー機能が付いたデジタル一眼レフカメラなら、その機能を使ってピント合わせするとより楽に行えます。
星空撮影の世界では、ライブビュー機能が付いたカメラは大変人気があります。
これから星空撮影用のデジカメを選ばれるなら、ライブビュー機能+高解像度液晶モニター、という点もチェックするとよいでしょう。

カテゴリ: コラむ    フォルダ: 天体写真

コメント(0)  |  トラックバック(0)

固定撮影に必要なアイテム

2009/04/09 10:05

 

固定撮影に絶対に必要なアイテムはただ一つ、カメラ三脚です。

(もちろんカメラは必要です)
三脚さえあれば、デジタル一眼レフカメラを取り付けて星空の撮影を楽しむことができます。
カメラ三脚を既にお持ちでしたら、まずはそれを使って星空の撮影を始めてみましょう。

もしこれから買われるのでしたら、長い時間露出してもぐらつかないしっかり目の三脚を選んでおきましょう。
三脚は風景写真や集合写真を撮るときにも使うことができます。
また、双眼鏡で星空観望するときにも使えますので、無駄な出費にはならないはずです。

 

また他に用意しておきたい小物に、カメラのシャッターを切るレリーズがあります。
星空を撮影するときには、シャッターを数十秒から数十分開けっ放しにする必要があります。
バルブという機能を使って撮影することになりますが、露出時間中はシャッターボタンをその間押しておく必要があります。
シャッターを手で押しているとカメラがぶれる原因にもなりますので、こうしたレリーズ、もしくはリモートスイッチを使いましょう。

 

 

星空写真の仕上がりで大きなウェイトを占めるのが、カメラの性能です。
近頃写真を撮ると言えば、デジカメを使って撮ることがほとんどですが、星空撮影の分野も例に漏れずデジカメが主流です。
こうしたデジカメは、長時間露出するとノイズが撮影画像に貯まってきます。
これを避けるため、なるべくノイズの少ないデジカメを選ぶことが大切なポイントになります。

長い時間露出して撮影した画像がノイズだらけですと目も当てられません。
 

これから星空撮影用にデジカメを用意するなら、そうした点もチェックしながら探してみましょう。

私のサイトにデジカメのノイズ比較画像を掲載しています。

こちらも参考にしてください。

カテゴリ: コラむ    フォルダ: 天体写真

コメント(1)  |  トラックバック(0)

カメラレンズを使った星空撮影

2009/04/01 19:30

 

カメラレンズと言っても、焦点距離10ミリ前後の超広角レンズから、800ミリの超望遠レンズまでたくさんの種類があります。
300ミリ以上の望遠レンズになると、望遠鏡とほぼ同じような撮影方法となるので、今回は広角レンズを使った撮影方法をご紹介します。


こうした広角レンズを使った星空の撮影は、二種類に大きく分かれます。

一つは固定撮影と呼ばれている方法で、風景写真と同じようにカメラ三脚に取り付けて撮影する方法です。
もう一つはガイド撮影という手法で、赤道儀(「せきどうぎ」と読む)を使って、星の日周運動を追いかけながら撮影する方法です。

 

 

上の写真で言うと、左側が固定撮影。右側がガイド撮影になります。
ガイド撮影の写真には、普段見慣れない赤道儀という機械が写っています。 

これは動く三脚のようなもので、これにカメラを載せて撮影するわけです。

 

カメラレンズを使った撮影でも、ガイド撮影となると新たな機材が必要ですし、赤道儀の取り扱いに慣れる必要があります。
まずは固定撮影で撮影するコツを紹介してから、ガイド撮影の実際をご説明していきましょう。

カテゴリ: コラむ    フォルダ: 天体写真

コメント(0)  |  トラックバック(0)

様々な天体写真の撮影方法

2009/03/30 19:08

 

天体写真には、星空、星雲、銀河、月、惑星・・・とたくさんの撮影対象があります。

そのため、撮影対象によって、撮影方法を変える必要があります。
まずは、その撮影方法をご紹介しましょう。

 

写真を親しんできた方にとって一番とっつきやすいのが、カメラレンズを使った星空の撮影です。
カメラとレンズ、それに三脚があれば撮影を始められます。
広角から中望遠のカメラレンズが使って、星空を切り取ります。

 

ディープな天体写真の世界を楽しみたいという方には、天体望遠鏡を使って、星雲や銀河を撮影する方法がお勧めです。
こうした撮影方法は「直焦点撮影」と呼ばれていて、天体望遠鏡をカメラレンズ代わりに使って撮影を行います。
 

月や惑星の撮影となると、天体望遠鏡だけでは拡大率が不足してしまいます。
そこで、天体望遠鏡と接眼レンズ使って像をぐぐっと拡大し、それをデジカメで撮影します。
こうした撮影法は「拡大撮影法」と呼ばれています。

 

これから星空撮影を始めようという方にとっては、カメラレンズを使った撮影が一番わかりやすいでしょう。
撮影機材は、風景写真と同じようなものですから、いつでも始められます。

 

そのカメラレンズを使った撮影方法を、次回からご紹介していきます。

カテゴリ: コラむ    フォルダ: 天体写真

コメント(2)  |  トラックバック(0)

星空の世界にようこそ

2009/03/27 15:31

 

みなさま、はじめまして。

 

本日からこのブログを書くことになりました 天体写真家の吉田隆行 と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

「天体写真」ってどのようなものかご存じですか?
太陽や月、金星・土星などの惑星に始まって、宇宙空間に広がるたくさんの星や星雲、銀河を写した写真のことです。

そう聞くと「難しい」「どうやって撮ればいいかわからない」と思われるかもしれません。
それをなるべく分かりやすく伝えようと思って、このブログを始めることになりました。
私自身も「天体写真の世界」というサイトを運営し、いろいろな形で天体写真の魅力をお伝えしています。
こちらのサイトもご覧いただければ幸いです。

 

天体写真の撮り方と同時に、星空の楽しみ方もご紹介していきます。
情報化が進んだ最近の世の中は、たくさんのストレスがあふれています。
そうしたストレスを発散するという意味でも、星空は魅力的な存在です。
仕事帰りに見上げる星空。
家に帰ってからビール片手に楽しむ月面散歩。
そんな星空との楽しいつきあい方もお伝えできれば、と思っています。

 

私たちの頭の上には、常に宇宙が広がっています。
国際航空連盟の規定によれば、上空100キロ以上は宇宙だそうです。
東京大阪間よりも、ずっと近いですよね。
遠いようで近い宇宙。そんな宇宙の写真の世界をご紹介していきます。

カテゴリ: コラむ    フォルダ: 天体写真

コメント(0)  |  トラックバック(0)